2交代制で問題となるのは、長時間労働のなかでの休憩、仮眠時間の確保だろう。「看護職員の労働と健康に関する緊急実態調査報告書」(84ページ)からも同様の実態が浮かび上かっている。特に深刻なのは、仮眠の状況だ。自治労の場合、2交代で仮眠についての問いに対し「仮眠の時間は設けられていない」(11・7%)、「とれないことがたまにあった」(28・3%)、「とれないことが多かった」(11・7%)となっており、約半数が十分な仮眠がとれていない。仮眠がとれなかった夜勤回数の平均値は、NICUで6・3回、産婦人科で2・9回、内科で2・5回に上る。労研の佐々木氏は「欧米では、12時間労働でも問題にされてきた。16時間もの夜勤を放置しているのは国際的に見ても日本くらいで、恥ずべきこと。夜勤は3交代の8時間で、最低でも2時間は仮眠しなければならない」と強調。その背景として「看護師には、3つの不規則性があるからだ」と指摘する。その3つとは、(1)患者がコロコロ変わる労働対象の不規則性、(2)勤務時間の不規則性、(3)日勤と夜勤の配置人員が異なるため、一緒に働く相手の不規則性−である。これらが、もともと看護師の大きな負担となっている。それらを考慮すると夜勤1回の疲労から回復するには、少なくとも2日かかる。勤務間隔は48時間以上ないといけないという。
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